風雪の磐司尾根
- 2022.03.04
- CBlog:山行(雪山縦走・登攀系)
二口峠は藩政時代には仙台藩と山形藩をつなぐ街道が通っていたが、今では冬はアイスクライマーの他は殆ど人が通らない雪に閉ざされた山になる。
会の仲間とペアを組んで、普段は下から見上げるだけだった磐司岩の上を県境まで歩いた。
【ギャラリー コメント】
1 姉滝から磐司尾根に向かって登る。
2 694m標高点手前の急登が見えてきた。ここは「猫 熊踏んじゃった♪」事件(某山岳会の方が、冬眠中の熊穴を踏み抜いて、引っ掻かれた)が発生した場所なので、熊スプレーを持っていた自分が先に進む。幸い熊地雷は埋まっていなかった。
3 登ってきた方向を振り返ったところ。途中、幅1mも無いリッジがあり、雪が2m以上もの高さに積もって足場を隠していた。ロープで確保してもらいながら、慎重に進んだ。
4 尾根の途中から見た大東岳。この時はまだ晴れていたが・・・
5 糸岳山頂まで来ると、天気はすっかり下り坂で激しく吹雪いていた。
6 糸岳から糸滝沢右岸尾根を辿って二口本流と風の洞沢出会いを目指す途中で見たアイスフォール。風の洞エリアかと思ったが、目を凝らしてもアイスクライマーの姿は見えなかった。
このルートは途中5回方向転換する場所があり、間違えて糸滝沢に入り込むと詰むので、仲間と進行方向をダブルチェックしながら進む。
7 無事二口林道まで降りてきた。磐司尾根は天候や積雪条件が良ければ単独でも歩けるが、この日は、交代でのラッセル、ロープによる確保等、チームワークが試された一日だった。
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