初秋の二口渓谷

初秋の二口渓谷
核心部最後の滝

今年もコロナと異常気象が続いている。8月には東北地方が大雨・洪水に見舞われ、沢登りも何度もお流れになった。

9月に入り、しばらくぶりに晴天の日が何日か続いたので、二口・小松倉沢を登った。
恐る恐る入渓すると増水も濁りもなく、数年前と同じ表情だった。滑床と時折現れる滝の緩急を楽しみながら沢を遡行。

帰りは南沢を下った。朝から晴天に恵まれて、爽やかな一日だった。
しかし空気はひんやりとしていて、沢筋には鳥兜の花やミズの実が目立つ。山には、もう秋が訪れ始めていた。
沢のシーズンは長いようで短い。人の一生と同じで、楽しめるうちに楽しまないとあっという間に過ぎてしまう。

 

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