
伊藤新道は鷲羽山のすそ野を緩やかに下っていく
当会は伊藤新道が近年復活してから、登山道整備のボランティア活動を続けている。これは、当会が所属する日本勤労者山岳連盟(=労山)を創立したメンバーが、初期の伊藤新道を開通させたという関係によるもの。
今年は、宮城労山から2班が相前後して整備に参加した。我々は、折立から雲の平を経由して、三俣山荘を拠点に黒部源流域の登山道と伊藤新道の草刈り・枝払いを行い、黒部五郎岳経由して折立に戻る周回コースであった。
北アルプスの最奥の地である黒部源流域に達するまでの登山道整備は、山小屋のスタッフだけでは時間も労力も困難な中で、微力ではあるがお役に立てる機会があるということは、毎年北アルプスに向かう励みにつながるものである。
昼過ぎの早い時間に雷雨、夕方はまた晴れ上がり、雨上がりの澄んだ空気の中で見る山々は一段とクッキリと見え感動ものであった。遠くに入道雲が湧いている。
来年も予定されているので、また来れるといいな・・・
- 雲ノ平山荘と水晶岳
- 雲ノ平から薬師岳、どっしり大きい
- 黒部源流に下る、正面に槍と三俣山荘
- 岩苔乗越からの流れ、黒部川最奥部
- 黒部源流部の登山道の笹刈り作業
- 伊藤新道のカブセ岩から槍ヶ岳を望む
- 伊藤新道の整備は第一庭園まで
- 黒部五郎岳は360度の絶景であった
- オコジョがひょっこり姿を現した