晩秋を愛でる～二口・糸岳（北石橋）

紅葉も終わり、雪山まで山の選定に悩むが、今年は夏から糸岳に行くことに決めていた。

8月に沢で「南石橋」に出会うことができた。
南石橋でその神秘的な光景に大感激をしていたら、なんと北もあるとのこと。

他の山行が忙しく、紅葉の時期が過ぎての山行になってしまった。
さみしい山行になるのでは？と心配したものの、当日は小春日和。また、完全に落葉していたことで二口の特徴である沢と岩肌があらわになり、いつもとは違う眺望。雨滝が丸見えで、その全貌が明らかとなり、雄大さに改めて感激。

登山口から「北石橋」までは約2時間半。
目の前に「北石橋」が現れた時は感激としか言いようもない。
一枚岩⁈と思われる真ん中に想像もできない時を超えて穴ができ、そこから水が流れる光景は神秘的というほかない。

「北石橋」の感激の余韻に浸りたいところだが、日も短いためそうそう糸岳を目指す。
途中、北向きのトラバース箇所には積雪がみられ冷や冷やしたものの無事糸岳登頂を果たす。

遠くに積雪のある朝日連峰、月山もみられ本当に良い山行であった。

帰りは白糸の滝を右に急下降での帰路であったものの、遠くの遊歩道からしか見たことのなかった白糸の滝をまじかに見てこれまた感激。

予想以上の長丁場であったものの、変化にとんだ面白いルートであった。

実施日：2023年11月23日